近頃サウナブームの勢いがすさまじく、色んな方がサウナーを公言していますが、わたしも最近サウナに関心があるひとりです。
11月11日は「ととのえの日」ということで、今行くべきサウナである「サウナシュラン」が発表されたのですが、
先日、偶然にもそのサウナシュランに輝いた山形県鶴岡市にある『スイデンテラス』に行ってきました。
サウナはもちろんとても素敵なホテルだったのでご紹介したいと思います。
結論。こんな人におすすめ
✔ おこもり旅行がしたい
✔ サウナデビューしてみたいけど、昔ながらのサウナには抵抗がある
✔ 本が好き
✔ 建築が好き
大きく言うとこんな感じなのですが、景色もいいしごはんも美味しいし酒呑みも女子旅もひとり旅も全方位任せろ!なホテルです。
サウナシュラン2021に輝いた!スイデンテラスの基本情報
- 『晴耕雨読の時を過ごす田んぼに浮かぶホテル』をコンセプトに2018年9月19日に開業。サウナのあるスパ棟は2021年4月29日にリニューアルオープン。
- 建築家 坂 茂 氏が設計。水田に浮かんでいるように見える佇まいが特徴的な他、坂氏のアイコンである紙管が施設の至るところに用いられています。
- そのデザイン性の高さからCasa BRUTUSの表紙にもなりました。
スイデンテラスのおすすめポイント
サウナ
スパ棟には3種類の温泉があり、そのうち2つにサウナが併設されています。どちらも雰囲気が全く異なり、とてもおしゃれなデザイナーズサウナです。
イチオシはなんと言ってもセルフロウリュの設備で、世界No.1のシェアを誇るHARVIA製なんですね。1杯のセルフロウリュをするだけで上段は熱波が一気に押し寄せ汗が吹き出すレベル。めちゃくちゃ馬力のあるストーブで、ロウリュする際のいななきのような音がなんともしびれます。
あってよかったのがサウナハット。私はサウナハットをしながらタオルをハットの間に挟んで顔面を守る不審者スタイルで、快適に過ごせました。
買う前は「裸にハットって、面白くない?」って思ってましたが、高温から頭部とお肌を守れるめちゃくちゃ実用的なアイテムなので迷ってる方はできるだけ早く買うことをおすすめします。
サウナ室や見える場所に温度計や時計はなく、ただ自然と一体となることに集中できます。
水田ビューの中での外気浴はここでしかできない体験です。
ライブラリー
これは想定外の充実度だったのですが、一般にも開放されている共用棟と宿泊棟にそれぞれライブラリーがあり、約2,000冊もの本が並んでいます。
お風呂上がりに休憩がてら本を読んで、読みきれなかった本は自室に持ち帰って寝落ち…的なことができてしまいます。最高かよ。
本のジャンルにもテーマがあり、例えば宿泊棟では「整える」「わからないことを考える」「確かな時代を生きるための本」などなど。集中タイムや物思いに耽る際のお供にぴったりですよ。
本の種類も絵本や実用書、デザイン集、詩集、洋書などとにかく幅広いです。本の選者の方の本に対する愛情や、読書体験への思いを感じる素敵な空間でした。
7冊くらい斜め読みしたのですが、面白かった本たちです(ミッフィーちゃんとヤバい飯の並ぶ空間、なかなかない)。
食事
田んぼの真ん中に浮かぶホテルなので、食事も基本的に施設内のレストランでいただきます。
朝食のビュッフェはのどぐろやお米の食べ比べ、自家農園で取れたフレッシュなサラダなど美味しい和食をいただけます。
そして目の前には朝日に照らされた雪原が広がります。贅沢ってこういうことか…!
その他の施設
上記以外にもジムやレストラン、バーもあります。まさにおこもりに最適空間!
(ジムも使うかなと思ってウェアやシューズを持っていったのですが、サウナとライブラリーに入り浸ってしまいました。)
気になるところ
(強いて言うならですが)宿泊棟は3つあり、そのうちのひとつにスパ棟があるので、離れた棟に泊まると移動が若干面倒かも。
ただおこもりする上での最低限の運動ができると思えばむしろ必要!歩きましょう!
最高の”ととのい”体験を
こんなに素晴らしい施設を備えながら、平日素泊まりは4,000円台からという懐の広さ。わたしは2泊しましたが、使い倒すためには連泊が絶対おすすめです。
四季折々で違った魅力を感じることができること間違いなし。ぜひ最高のととのい体験を!
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